よくあるご質問
【原材料・製造方法】コーヒー豆は産地が違うと味が違うのでしょうか。特徴を教えてください。
コーヒー豆は大きく分けると、アラビカ種とロブスタ種の2つの品種に分けられます。この豆の品種によって香りや苦味、酸味の特徴が異なります。
■アラビカ種はロブスタ種に比べて酸味(≠酸っぱい)が強く、香りは花のような甘い香りが特徴です。標高1000~2000mの熱帯高地での栽培に適しており、栽培にはロブスタ種に比べて手間が掛かります。霜、乾燥、病害虫などにも弱い性質があります。
同じアラビカ種といってもその派生種(ブルボン種、ティピカ種、カトゥーラ種など)が多くあり、味、香りは異なってきます。
■ロブスタ種はアラビカ種に比べて苦味が強く、麦茶に似た香ばしい香りがします。
ロブスタ種の方が病気に強く、アラビカ種よりも低高度(標高300~800m)で育成することができ、栽培しやすいことが特長です。
ロブスタ種はベトナムやインドネシアなどで多く生産されていますが、同国ではアラビカ種も生産されているため、生豆生産国名だけでは判断ができないこともあります。
■コーヒーは農作物のため、同じ産地(国)でも標高や土壌、気候、精製方法などの違いによって多様な味わいがありますが、一般的にそれぞれの産地のコーヒー豆の特徴をお伝えします。
エチオピア(モカ):フルーティーな香りとまろやかな酸味
タンザニア(キリマンジャロ):強い酸味と甘い香り、豊かなコク
インドネシア(マンデリン):コクのあるやわらかな苦味と上質な風味
インドネシア(ロブスタ):独特な苦みと香ばしい香り
ベトナム(ロブスタ):強い苦みと香ばし香り
ベトナム(アラビカ):軽やかな酸味とコク、穏やかな風味
ハワイ(コナ):良質な酸味と甘い香り、濃厚な味わい
グアテマラ:良質な酸味、甘い香り、豊潤な風味
コスタリカ:芳醇な香りと適度な酸味
コロンビア:バランスのとれた味わい
ジャマイカ(ブルーマウンテン):柔らかな口当たり
メキシコ:適度な酸味と香り、柔らかな風味
ブラジル:まろやかでソフトな風味、香りが高く適度な酸味と苦味
当社では、アラビカ種のみを使った商品は、パッケージに<アラビカ豆100%使用>や<最上級グレード豆100%使用>などの表示をしております。お好みに合わせて選択していただけますと幸いです。
また、当社のコーヒー大事典でもコーヒーの品種についてご紹介していますので、よろしければご覧ください。





